固体ロケットの更なる低価格化への展望が



ロケット燃料、大腸の動きまね製造 中央大・JAXA

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28207290W8A310C1X90000/

中央大学の中村太郎教授らと宇宙航空研究開発機構(JAXA)は16日、
ロケットに使う固体燃料を効率よく製造して送り出す技術を開発し、
エンジンの燃焼実験に成功したと発表した。人の大腸が消化物を
押し出すのと同じ動きをする柔らかい管状のポンプを使う。
2〜3年後をめどに実用化を目指す。

[中略]

固体燃料はこれまで、金属性のミキサーを回して混合していた。粘りけが強いため
作った燃料を通常のポンプなどでは送り出せないため、ミキサーを止めて
人の手で取り出して運んでいた。一度で作れる燃料の量が限られ、
工程を繰り返す必要があり、連続して製造できる技術が望まれていた。

 JAXAの羽生宏人准教授は記者会見で「固体燃料を量産できれば、
ロケットの打ち上げ費用を抑えられる」と話した。