今で言うタキオン粒子の発見だ。
この粒子の事を違う名前で呼んでいる。
発見者の名前が入っているため、書く事は許されない。
決まりは決まりだ。許してくれ。
概要を書くとすれば、嵐のように宇宙から粒子は降っている。
非常に小さいこの粒子はぶつからず私たちの体を容易く貫通する。
痛みを感じてない限り、害は無いから安心してくれ。
そして、地球の裏側からも同じく粒子は逆向きに降り注ぐ。
地面を貫通してくるのだ。

頭上から降ってくる粒子は遮蔽物がないため100としよう。
そして、地球の裏から足元に貫通してくる粒子は、密度の濃い地殻を通るため80となる。
この20が重力という訳だ。
つまり、星の大きさや遮蔽する密度の違いによって重力は決まる。

ブラックホールと呼ばれるものは、星と星の衝突現象に過ぎない。
遮蔽物がない状態では、星は丸くなる。
つまり、均等に100の力が加わっている状態だ。
質量が同じ星を二つ、手のひらを広げたときに親指と小指の位置にあると仮定しよう。
それぞれの指の外側からは100の力が働くが、内側からは、お互いの星が遮蔽物となり、やはり80の力になる。
するとお互いが内側に押される。つまり、引き合う様に見える。
小指と親指は接触する。
接触した瞬間に、外側から2倍以上の力で内側に押される(お互いの星が新しい遮蔽物となるため。)
接触と同時に爆発が起きるが、この内向きの力が爆発を抑える。
圧力が高まったエネルギーは、力の弱い方向へと一気に流れる。
ジェットと呼ばれるものがこの現象だ。