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#3:ロボットによる配送が現実になる

Robin R. Murphy氏:テキサスA&M大学教授

 「2022年はロボットによる配送が本格化する年になるだろう。われわれの分析によると、パンデミックが始まった年に都市部で実施された、病院から研究所までドローンを使ってサンプルや試薬を配送するという医療分野での応用では、自動車で都市を横断するよりも速いという結果が得られた。その総合的な成果と安全性は、農村部だけでなく都市部でも通用するという点で反対論者を納得させられるはずだ」(Murphy氏)

#4:テクノロジーによってリサイクルが可能になる

Matanya Horowitz氏:AMP Roboticsの創業者/CEO

 「2022年はAIやロボティクス、データ取得の進歩とともに、資源を使い続けることによる環境上や経済上の影響に対する認識の広がりにより、リサイクルへのアプローチが大きくさま変わりする年になるだろう。コンシューマーと企業の双方がリサイクル可能な素材の利用拡大を追求するようになってきており、2022年にはこの流れと上述した新たなテクノロジーが組み合わさる結果、リサイクル業界に変革の波が訪れると考えている。なお、これらのテクノロジーが既存インフラを強化し、新たなインフラの開発を可能にするという点も重要だ。これにより、今までよりも安いコストでリサイクルされた材料の量と質が最大化され、サーキュラーエコノミー(循環型経済)を構成する企業に新たな価値をもたらすだろう」(Horowitz氏)