アメリカでの事業売却をめぐって揺れるショート動画アプリ「TikTok」運営元の
創業者・張一鳴氏は8月4日、中国の社員向けにメールを送信。
「短い期間の名誉は気にせず、辛抱強く正しい仕事をしよう」
などと逆風に晒されるなか社員を激励した。
TikTokはこれまで、多国籍企業であることを常に強調してきたと言及。
「世界中から社員が参加している。
無意識のうちに違う国の文化や価値観を踏みにじったり、
自分の物差しを押し付けたりすることは、非常によくあることだ」と語った。
そして、今は批判を甘んじて受け入れ、反論をすべきではないと呼びかける。
「複雑な事を、公共の場で説明すべきでないタイミングもある。
過去だって、私たちが批判を受けた時に釈明しないこともあったが、
経営陣は結果的により強い信任を得ることになった。
人々の意見について、しばらくは誤解を受け続けよう。
短い期間の名誉にはこだわらず、辛抱強く正しいことをやり続けよう」