近代/技術/科学史から未来を紐解く
主旨 未来技術の情報をひととおりおさえて、暇な住人おると思う。 自分たちで幅広く歴史を考察して、未来像を自分たちで広げていこうというもの。 とにかく、過去の出来事に焦点をあてて将来の展望に当てはまりそうなものを抽出することに意味を見出だしたい。 近代(wikipediaから引用) 近代を象徴する要素は、ヴェストファーレン条約に始まる主権国家体制の成立、市民革命による市民社会の成立、産業革命による資本主義の成立、ナポレオン戦争による国民国家の形成など、18世紀後期以降のヨーロッパで成立し、現代世界を特徴付けている社会のあり方である。 科学史 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%91%E5%AD%A6%E5%8F%B2 技術史 https://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E6%8A%80%E8%A1%93%E5%8F%B2 >>3 あまりに広い分野だから、自分の好きなのでいいよ。 ケイト・ラワースの ドーナツ経済学が世界を救う 人類と地球のためのパラダイムシフト ウォルター・アイザックソンの イノベーターズ1 天才、ハッカー、ギークがおりなすデジタル革命史 リチャード・ローズの A Energy: A Human History あたりを読んで、思い付いたものを補強して書き込もうと思う。 科学技術の進歩はどのようにもたらされるか その1 方向性を持った研究開発 珍しいケース 例)アポロ計画、臓器移植を成功させるアザチオプリンの開発、マンハッタン計画など 技術、革新サイクルにおいて、かなり後期。つまり、完熟した分野に限られる。 そうでない場合のケースとして、ニクソン大統領による1971年の「がん戦争」宣言。当時、さまざまなタイプのがんの理解がまだ不十分であった。 その後45年にわたり、10兆円を費やしたが成果は芳しくないまま終わりを遂げた。(オバマ大統領が「21世紀治療法」に署名し、政界の焦点がシフトした。) 最新のブレイン・イニシアチブも脳の完全解明から医療や脳の基礎研究にシフトしており、脳の解明が難しいことをうかがわせる。 これらは、基礎研究が十分でなく完熟した分野でないことを示唆しているため、ムーンショット計画(野心的・壮大な挑戦)に該当する。 その2 好奇心に駆られた研究からの発展 一般的な研究 数十年かけて基礎研究が行われ、多くの発展を遂げた分野の副産物として、社会に応用できる技術が発展する。例としては体外受精、ゲノム編集など。 一部参考 動き始めたゲノム編集 ネッサー・キャリー 未来予測に関する知識 ・複雑性から予測は困難になる 数学や物理の法則を用いて、天体の動きなどの事象を予測することは 簡単である。 このため、太陽は昨日や今日登ったので、明日も登るは正しいことが分かる。 一方、天気は明日は晴れか雨か分からないが、 夕方に鳥が高く飛んでいれば、明日は晴れる可能性が高い。 つまり、良いデータ、良いモデルは未来予測の精度を上げる。 難しいのは良いデータをどうやって抽出して、パターンをはめ込むかである。 ・プレイヤーは何に基づいて行動しているか 人間は未来がどうなるか推測し、それに基づいて未来に向かって行動する 企業や国という組織も同じこと。 社会構造の様々な系における革新的な変化を 経済的、文化的、技術的、生態系的、組織的な発展における 様々なスケールでとらえることにより初めて予測が可能となる。 ・プレイヤーを絞り込む すべてのプレイヤーを考慮することは不可能であるため、 国や大きな企業や個人を扱える範囲に限定する必要がある。 長期 地理的特徴(海流、貿易風、肥えた大地) 中期 経済的・文化的・社会的・組織的構造 短期 富裕層などの権力者やインフルエンサー ・人間の性質を知る 未来に関する予想はSFの想像(既知)の域を出ることはできない。 >>9 人間は同じ事象の再現で同じ結果を期待するものが、 実際の歴史は同じ事象の再現においても 予期しない事象が干渉するため、未来は未知のものとなっている。 しかし、歴史を知ることは未来予測の手助けになる場合もある。 もっとも、簡単な未来予測はそれを自分で実現することである。 引用 Google Podcast 2030 - An experiment in thinking about the future Arne Hessenbruch 「たんぱく質分子を設計する技術の開発は、原子レベルの複雑な仕様を満たした装置の製作へと道を開き、従来のマイクロテクノロジーの前に立ちふさがる障害を回避させてくれる。 この道の途上には、原子レベルの正確さで反応基を配置できる分子マシンの製造もあるだろう。 これは、計算機と、生体物質の操作技術に、大幅な進歩をもたらす可能性もある。 この道の存在は、目下のところ重要な意味を秘めている。」 K.エリック・ドレクスラー バイオテクノロジーが発展してから、ナノテクノロジーが発展する。 たんぱく質を設計する技術は、 @リボソームのようなアミノ酸を繋げて、意図したたんぱく質の構成要素を合成する技術 Aシャペロンのような意図した折り畳み方になるように補助する技術 が必要である。 その前提条件として、 どんなたんぱく質が、 →ほぼ無限の組み合わせだが、人間の身体に絞れば2万5000種類ほどだと推定されている どんな働きをするか、 →調べる技術はある。 どんな相互作用をするか →ほとんど分かっていない。治験や研究で地道にやっている。候補を探すために、スパコンによるシュミレーションも最近ある。 ナノテクノロジーにはどんな技術が必要なのか? 考えると、 金属分子も利用できる上位互換リボソーム、つまりナノサイズに対応した3Dプリンターを作成する技術と、 それを加工するナノサイズの作業台が必要。 作業台については、現在開発の試みがある。 ナノテクノロジーがコスト面で現在のメモリの製作コストを上回れば、素材や設計を容易に変更することができる。つまり、デザインのデータがあればなんでも簡単に作れてしまうという。 この時代の製造業はもはや企業の中央型から個人の分散型にとって代わり、中央型ないし、ブロックチェーンなどを使った信頼性の高い分散型のデザイン業に形態を変えている可能性もある。 ※カーツワイルは2020年代以降に服などのデザインデータを売買し、自宅の3Dプリンターで物を自分で作る時代が来ると発言している。 (U) ちんこ拾いました! ( '∀')ノ 心当たりがある人は連絡ください read.cgi ver 07.4.7 2024/03/31 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる