この辺りを考えずに、
チューリングテストを否定すると、

サールの中国語の部屋みたいな話も出てくるのだろうけれども、

じゃあ、
サールに人工知能の知能判別はどうやるんだ?と、
聞けば、

人間には人間の知能を定義できないから判別は不可能
(こんな事、仮に証明できたとしても実用的に意味ねーだろと言う話になる)
とするか、

サール独自の基準に従った、
サール式チューリングテストを考案するしか無いと言う話になってしまう。


まあ、そもそも、
知能が明確に定義できずに、
中身がよく分かってないブラックボックスである現状においては、

知能が中国語の部屋と同等の処理をしてるだけという事を、
完全に否定するだけの根拠もない。

人間が完全に機械的であるとするなら、
中国語の部屋の様な
特定の入力に対して特定の出力を機械的に繰り返しているだけの可能性も十分にありえる話になる。