“ノーベル賞に最も近い男”吉野彰氏が語る「バズワードは実現する」
吉野 彰
2018
https://diamond.jp/articles/-/183609

『25年以降のシナリオとして、主に全自動運転EVの世界に変わるという話をしました。要するに、AI(人工知能)の技術で実現する「無人自動運転機能」を有した電気自動車のことを指します』

『すでにあるものではなく、あらゆる要素技術を寄せ集めて、新しいモビリティ社会を創造していく。そうでないと、いつまでたっても正しい未来の姿が見えてこない。』

『研究開発では、私は「ねばり強さ」「楽観的な姿勢」「時代の流れを読む嗅覚」の3つが必要だと考えています。
ごく単純化して言えば、研究開発とは世の中のニーズと技術のシーズを合致させることですが、ニーズもシーズも常に動くからこそ、難しい。』

『研究開発というものは、そもそも失敗が多いのですから、必要に応じて軌道修正して、仮説と検証を繰り返す。私は、80年代の初頭より、「いずれ電子機器を持ち歩く世の中がやって来る」と確信していました。』

『将来の予測をする上で重要になるのは(1)過去数十年という短いスパンで人類の歴史を眺めて、過去から現在までの変化をたどってみることです。
もう一つは(2)過去1000〜2000年という長いスパンで人類の歴史を捉え、大きな流れをつかむことです。私は、長短のスパンで時代を読むのが大切だと思う』

『これからの世の中は、環境・エネルギーの領域で起こる「ET革命」を抜きには考えられない。
ETというのは、Environment&Energy Technologiesの頭文字をつなげた概念で、変革のスケール(規模感)は先行するIT革命よりも大きくなりそうだ。』