今世紀の技術の進歩には2つのシナリオがある

一つは今世紀のいずれかの時点でいわゆるシンギュラリティに突入し、技術が爆発的に進歩する場合
この場合、失業率の増大や生産手段の独占により社会は大きく混乱し、ベーシックインカムなどの政策によって安定するまでには時間がかかる可能性がある。場合によっては世界大戦も起こりうる

もう一つは技術が今世紀中には超えられないような大きな壁にぶつかり、緩やかに進歩のスピードが低下していく場合。例えば数学ではフェルマーの最終定理の証明には360年を要した。汎用AIの開発がこのような困難な課題にぶつかれば、特異点が大きく遅延することも考えられる
この場合、経済成長率の低下により格差が広がり、特に日本では高齢化と財政難により社会保障が持続困難になることも予想される

技術革新のスピードは本質的に予測不可能なものであり、どちらのシナリオにも備える必要がある