iPS細胞活用、生産の確立段階へ
https://www.sankei.com/smp/economy/news/181113/ecn1811130028-s1.html
人工多能性幹細胞(iPS細胞)をもとにした医薬品の製造に向けて、製薬各社が研究機関とともに開発を加速している。
多くの人が治療を受けられる機会を広げるためには、保険適用される医薬品として国の承認と、安定供給できる体制の構築が不可欠。
再生医療は、臨床試験(治験)でのノウハウの蓄積に加え、生産技術の確立を急ぐ段階に入っている。

 iPS細胞の再生医療をめぐっては、大日本住友製薬が、パーキンソン病患者の移植に適した細胞を効率的に見つける装置の開発に成功。
従来の手法の10分の1以下となる1時間以内で、iPS細胞から作製された神経細胞を選び出せるという。

iPSで脊髄損傷治療、慶大が承認へ 来夏にも臨床研究
https://www.asahi.com/sp/articles/ASLCF62CDLCFULBJ02W.html
世界で初めてiPS細胞から神経のもとになる細胞をつくり、重い脊髄(せきずい)損傷の患者に移植する、慶応大のグループの臨床研究について、再生医療を審査する学内の委員会は13日、計画の妥当性を検討した。
大きな異論はなく、承認される見通しになった。承認後グループは計画を国に申請する。

計画しているのは岡野栄之教授(生理学)と中村雅也教授(整形外科学)らのグループ。京都大iPS細胞研究所から提供されたiPS細胞を、神経のもとになる細胞に変化させる。
200万個の細胞を脊髄の損傷部に注入し、脳からの信号を伝える組織をつくることで、運動機能や知覚の回復を目指す。

岡野教授らは脊髄を損傷した小型サルの一種マーモセットに、ヒトのiPS細胞からつくった細胞を移植し、歩けるよう回復させることに成功している。

完全まひ治療、iPS細胞に期待 「生活大きく変わる」
https://www.asahi.com/sp/articles/ASLCF4QJQLCFULBJ00V.html