◆人間の意識をコンピュータにアップロードするためのサービスがアメリカで提供開始へ!!

人間の記憶や意識をコンピュータにアップロードし仮想世界で生きる。
これは様々な科学者や小説家が思考を重ねてきた夢物語ですが、アメリカのベンチャー企業「Nectome」はこの未来を実現するため、脳の冷凍保存&アップロードサービスの提供を予告しています。

米企業「Nectome」は人間の脳を完全な形で冷凍保存する方法を考案。
同社の用いる「アルデヒド安定化冷凍保存(ASC)」技術は広く定評があり、ブタの脳を冷凍した際にはその保存状態が驚くほど良く”脳保存賞”を受賞。
また100万ドル(約1億円)近い連邦政府補助金も得ており、同社はこの業界で注目株となっています。

そんな「Nectome」が他企業と異なるのは、冷凍保存した脳を蘇生させるのではなく、将来的に意識や記憶をデジタルデータとしてPCにアップロードするというもの。
つまりあなたの意識を持つ個体がサーバー上に再現されることになるのです。

現在「Nectome」は頭金1万ドル(約107万円)で本サービスの予約受付を開始。
すでに25名の希望者が入金を済ませており、そのひとり、Yコンビネーターのサム・アルトマン社長は「将来的に自分の脳がクラウドにアップされるのは間違いない」と語っています。

なお脳の冷凍保存を行うには、生きてる間に首の頸動脈(けいどうみゃく)から防腐化学薬品を流し込む必要があるため、その時点では「100パーセント死に至る」のだと言います。
果たして、コンピューターシミュレーションの中で生まれ変わる事のできる未来は来るのでしょうか。

ユルクヤル、外国人から見た世界 2018年03月15日
http://yurukuyaru.com/archives/75338806.html