■速報■

大阪大学などのグループが血管の元となる
特殊な細胞をマウスを使った実験で見つけ出し、
これまで難しかった人工的に血管を再生させる技術の
開発につながると期待されています

この研究は大阪大学微生物病研究所の
高倉伸幸教授らのグループが行いました
グループでは、
マウスの血管の内側の組織の中に通常の細胞よりも
薬品などに強い特殊な細胞が含まれているのを見つけました

そこで、この細胞を取り出して人工的に血管を破壊した
マウスの肝臓に移植したところ、
この細胞が増えて、正常な血管に変化したということです

こうした細胞は「幹細胞」と呼ばれ、
これまでさまざまな種類が見つかっていますが
血管の元となる幹細胞は見つかっておらず、
血管を人工的に再生するにはiPS細胞などの万能細胞が
必要だと考えられていました