確かに地頭の良い人が、どんどん良いものを作っていくと思うけれど
最高の社会形態はどんなものなのかといえば、格差や理不尽の少ない社会である
という結論もすぐに出るはず

生活どころか生命すら危うい格差は発生しなくなる公算が高い
古今東西、あらゆる権力争いというものは莫大な資源の使用権や王位や議員の座という
大それたものから、たかが社員の座、恋人の座というしょうもないものに至るまで
その座に就けるか就けないかで、その後の人生の差が大きく異なったり
蹴落とした側が独占するような態度を取り それを正当化してきた歴史がある

それは過去の人類には、全員を幸福にするだけの衣食住
そのた精神を安定させるような娯楽やサービスを提供できなかったから
誰かが独占していた

「衣食足りて礼節を知る」という言葉がある
どんな駄目な人でも衣食住に教育に娯楽に困らない世の中があるなら
犯罪を犯す理由すら無くなってくる
その地頭のいい人は、その社会システムの根幹をより強固にする策をいくつも考え
そして実際に生活がどんどん向上していくなら称賛を得られると思う

どんな駄目な人でも大手を振って生きられる社会を
社会に貢献した優秀な人が称賛される社会を
この2つは決して矛盾しない