GRISPRによる初のiPS細胞作成
https://gladstone.org/about-us/press-releases/researchers-create-first-stem-cells-using-crispr-genome-activation

サンフランシスコ、Gladstone研究所はネズミの皮膚細胞を使ったCRISPRによる遺伝子操作で、iPS細胞を作ることに成功した。
2006年当初は、特定の、例えば皮膚の細胞の機能をオフにして、幹細胞の機能をオンにするために4つのプロテイン(transcription factor)を細胞内の遺伝子を操作していた。
それが複数の化学物質の液を浸す方法の発見にも繋がった。
今回は、さらに簡単にiPS細胞を作成できるとのこと。また、複数の作成方法があれば、ある細胞を作成するための一つのアプローチで行き詰っても、バックアップがあることになるという。
先程のプロテインのように、幹細胞にある遺伝子Sox2 と Oct4 は、幹細胞機能のスイッチをオンにするために必須な存在なのだ。
CRISPRでSox2 か Oct4を活性化させれば、その後、連鎖反応でiPS細胞になるが、なぜ、そうなるかは現在のところ分かっていない。