752オーバーテクナナシー2017/09/19(火) 02:05:29.38ID:VBMFkQ8L
このままでは将来、日本は深刻なインフレに直面する
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20150417/280075/?P=3
日本の場合、みんなが貯蓄を取り崩すようになって、預金が純減し始めるのが2020年代の
前半という推計と、後半という推計があるんですけど、いずれにせよ中期的には減り始めるわけです。
その時に、どんなことが起きるのか。

家計が使おうとせず預金などの形で持ち続けていれば、問題は生じません。借金をしていても、
いつまでも返せと言われなければ、もらったも同然で、負担にはならないわけです。
これまでは、家計金融資産は増大する一方だったから、国としてはもらったも同然という意識から
抜けられないという感じだった。しかし、あと10年くらいすると、家計金融資産の取り崩しが始まる。
すると、国は借金を返せと言われることになる。その時にどのようにして返すのか。
増税が難しければ、インフレ(による実質的な増税)しか途が残されていない恐れがあります。



政府が国債を発行すると、バランスシートの借方で「現金・預金」という資産が、
貸方で「国債」という負債が増えます。
この世に資産を増やさずに、負債「だけ」を拡大することができる存在はいません。

政府は国債発行で調達したお金(現金・預金)を何らかの目的で支出します。
すると、借方で政府の「現金・預金」が消滅しますが、
別にこの世から消えるわけではありません。
お金は年金や公務員給与ならば「家計」に、公共事業などは「企業」に移るだけです。
すなわち、政府が支出をしたとき、
家計もしくは企業の金融資産が「必ず同額分、増えます」。

というわけで、
「家計の金融資産を政府の負債が超えたら破綻する」
は、「お金は使うとこの世から消える」「金融負債だけを増やすことが可能」という、
物理法則を無視したファンタジー理論ということになります。