■白米を多く食べるアジア人、糖尿病リスク55%増 米研究

白米を多く食べると2型糖尿病の発症リスクが高まる
恐れがあるとの研究を、
米ハーバード大の研究者らが15日の英医学誌
「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical Journal、BMJ)」
に発表した

2型糖尿病は一部の国で患者数が急増している

研究を主導したハーバード公衆衛生大学院
(Harvard School of Public Health)の孫齊(Qi Sun)氏は、
「アジア系の人々のように白米を多量に摂取することで、
2型糖尿病のリスクが高まる可能性があることが分かった」と指摘した
ただし「他の食品についてもよく注意を払うべき」
「特定の食品についてだけでなく、食生活全般を調べることが肝要だ」
とも述べている

孫氏の研究チームは、日本、中国、米国、オーストラリアで
過去に行われた研究結果を再分析
のべ35万人以上の4〜25年間にわたる追跡調査で、
1万3000人以上が2型糖尿病を発病していることを確認した

分析によれば、日中で実施された過去の調査では
1人あたり1日平均3〜4杯の米を食べていたが、
米を多く食べた人では2型糖尿病リスクが55%高まった

一方、1週間に平均1〜2杯と米の消費量が
圧倒的に少ない米豪では、
リスク上昇率は12%にとどまった