最初、政府の人間達も、仮想通貨をゴミ債券並にうさんくさいものだと見なしていた。

マウントゴックスの件もそういう印象を固めるのに一役買ったろうね。

ところが、それから高々数年で、
「とりあえず金融商品の一種という事にしましょう」
という風に法的位置付けが変わってしまった。

……結局、仮想通貨の潜在的可能性から期待される利得への欲求が、法律を変える圧力となったわけだ。

銀行屋は、仮想通貨の法的位置付けが変わっていく様子を、内心「しまった」と思ってんじゃないかね?

「法定通貨」なるものの絶対性に疑問の目が向きかねないからさ。

事実、君自身、仮想通貨の法的位置付けが変わる可能性を否定しきれてないし。