公開サーバーに顧客の個人情報を保存しておくのが糞だなんて、ほんと、基礎常識中の基礎常識なんだけど、
資生堂の情報システムに関わっている社員(SEでもプログラマーでもないただPCいじりが少々長けているだけのおっさんが牛耳っている)は、そんなこと全然わかっちゃいないよ。

3年以上も前だけど、プログラマーの知人が資生堂薬品のシステム運用業務を委託されていた時の話なんか、マンガだったよ。
そこだけ独自の販売管理システムを使っていて、親会社や他の販社のシステムとは無関係と言えば聞こえが良いけど、
物流管理部の課長が作ったエクセルやアクセスのアプリと既成のパッケージを組み合わせたおかしなシステムを使っていただけだって。
当然、エラーやトラブルが多くて、日常の商品出荷オペレーションもスムーズにできないから、社員はみんな嫌がってやりたがらず、
派遣社員を入れても次々に逃げ出してしまうから、結局知人がその仕事をやっていたそうだ。
その他、課長の自宅に社内と同じ管理者用システムが設置してあって課長が会社のシステムを私物化していたり、
ネット販売の顧客の個人情報と社員の住所録を同じデータベースシステムに保存していて社内で誰でも閲覧できたり、
社長を筆頭に部長以上の役職の連中は親会社に戻る工作で頭いっぱいだから、そんなこと知ったこっちゃないし、
他の販売子会社も似たようなものらしいし、
とにかく資生堂の販社にネットショッピングで個人情報を渡したらヤバいから、絶対利用するなと言われた。

この話はずっと忘れていたし、イプサとは別の子会社のことだったけど、案の定か。