次に、>或いは奴らにも同じくコピーミスが起きているにも関わらず生じた「突然変異細胞」は常に死滅したとも考えられる という部分だが
これは突然変異によって起こる形質の変化にメリットとデメリットが存在しているということから説明できるだろう。
例えば、キリンの長い首は「外敵を見つけやすい」「高いところにある葉を食べやすい」と言ったメリットを持つが
同時に「首を支える骨や筋肉の発達が不可欠」「肉体を維持するための必要エネルギー量が増える」と言ったデメリットも持っている。
首が長ければ長いほどメリットは大きくなるが、同時にデメリットも大きくなるため、必然的にキリンの首の長さはある一定のところに落ち着く。
この、「ある一定のところ」というのは当然周囲の環境によって変化する。(キリンの周りの木が全長30mになったらキリンは今よりもっと首を伸ばす必要が出てくる)
地球の気候なんてものは過去数億年もの間何度も大きな変化を遂げてきたわけなので、当然それにより「生物にとっての『ある一定のところ』」は変化し続け
多くの生物が多種多様な進化を遂げてきたわけだ。
しかし、地球上には非常に長い間環境の変化がほとんど起こらず、生物が進化の必要に迫られないような場所も存在している。
再びwikipediaからの引用だが
>研究に携わったブロード研究所(英語版)のカースティン・リンドブラッドトー(英語版)は、「地球上には生物が変化する必要がない場所が少ないながらもあり、シーラカンスはそういった環境で生存してきた」と指摘している[2]。
よってシーラカンス等々の一部生物たちが突然変異によってその形質を変化させず、数億年もの間同じ形をとり続けたことに対して科学的な説明がつく。