こうした点について間澤さんは、「たくさんの方にカフェに来ていただき、長く続けていくことを目指していました。
猫の保護を目的に、可愛いというだけでなく、猫を取り巻く現状を知ってもらいたかったというのがあります。また、
珍しい動物とふれあえるカフェにしたかったというのもあり、それで猫と仲良く暮らせるカピバラを仲間に加えました。」
と強調した。

カピバラはみんな穏やかな性格?

カフェでは、タワシくんと猫たちが単に仲良く暮らしているのではなく、周期的に互いに愛情表現をしていることに気づく。
たとえば、ある猫はタワシくんに近づいて顔に身体を擦り付ける。タワシくんはこれが気に入ってさえいる。

間澤さんによれば、最初から猫とタワシくんは互いに良好な関係だったので、一緒に暮らしてもらうために何か特別な努力を
する必要はなかったという。

間澤さんは、人に慣れたカピバラの多くは実際にとても優しく、人を好む性格だと考えているが、しかし、それでも個性は
あるという。「性格はやっぱり個体差があるので、色々な子がいると思うんですけど、カピバラは人と仲良くしやすい動物です。
人に触れられるのが好きなので、触れ合いには向いている動物かなと思います。この子に限らず、多分、慣れている子であれば、
とても優しいと思います」。

カピバラを飼う際に知っておくべきことは?

間澤さんは、「南米の動物ですので、寒さとか乾燥に弱いです。お風呂も用意しなければいけない。1日に1回はお風呂や水に
入れないといけない。あと、タワシくんはあんまり布とか木をかじったりしないですけれど、カピバラは齧歯類ですので、
室内で飼うと、布とかクッションなどをかじっちゃう子が多いです。なので、そういうところを注意する必要があると思います」
と説明した。

しかし、かじるのが好きなカピバラを選んでしまった際には、間澤さんによれば、何かかじり木を用意するのがいいという。
餌については簡単で、カピバラはチモシー(乾燥牧草)を食べるので、チモシーをいつでも食べられるようにしておけばいいという。
チモシーに加えて野菜、果物、草食動物用のペレットを与えることも重要であるという。もちろん、たくさんの量が必要!