仙台市南部、西多賀聖書バプテスト教会(保守バプテスト同盟)で、『24時間連鎖祈祷』が開始された。
日本の「リバイバル」と、被災地の復興のため、諸教会の牧師や信徒がリレー方式で祈るというもの。
キリスト教界の「リバイバル」(教会拡大)を主張する諸教派を中心に、多くの参加者が集まっている。

同教会の高橋清牧師は、元農学部教授、旧創造科学研究会(現クリエーション・リサーチ)の前理事長。
科学と聖書の両側面から、世界が七日間で創造されたことを解明する「創造論伝道」に携わってきた。
七日後の世界終末を主張したセブンスデー・アドベンチストの出身だが、同教会で牧師を務めている。

同教会は、伝統的プロテスタントの教団であるバプテスト連盟や日本バプテスト同盟には加盟せず、
「会衆自治」「各個教会の独立」を旨とする保守バプテスト同盟に所属するという道を選んでいる。
そのため、リバイバルミッション、ミッションバラバ、チアにっぽん等の団体と独自に深い連携を持つ。

同牧師は、セブンスデー(SDA)出身でありながら、バプテストの神学校を卒業せずに牧師になった。
伝統的キリスト教会の信徒や教職関係者の中には、その正当性に疑義を挟む向きもあるといわれている。
同教会、並びに24時間連鎖祈祷の動向・行方について、注意深く観察してゆく必要があるともいえよう。