地震「まず危機感を」 福岡・熊本も都市直下の恐れ    2012 4 19 朝日新聞

玄界灘から福岡県筑紫野市にかけて走る警固(けご)断層。国の地震調査研究推進本部は、この活断層を全国13カ所の重点的観測対象の一つに位置づけ、
九州大などが調査中だ。
 2005年3月の福岡沖地震もこの断層が起こしたが、ずれたのは玄界灘の海底に延びる北西部だけ。福岡市の都心から筑紫野市にかけての南東側は、
30年以内の地震発生確率が最大6%と全国的にみても高いうえ、福岡沖地震の影響でひずみがたまって地震が起きやすくなっているとの見方があるためだ。
 福岡県は今年2月、警固断層でマグニチュード7・2の地震が起きた際の被害想定を公表した。死者518〜1106人、負傷者8941〜2万2487人。
避難者が1万4999〜2万4399人との内容だ。