阪神大震災の経験した内田樹さん(60) 神戸女学院大教授の呼びかけです
http://www.asahi.com/special/10005/OSK201103160089.html


気になるのは政府・東電の情報が遅く、被害を過小評価する解説が続いていることだ。
首都圏から避難が必要ないと言い切る専門家もいる。だが、この後、大量の放射性物質が飛んできた場合、この人はどう責任をとるのだろう。

危機的状況では、リスクを過小評価するよりは過大評価する方が生き延びる確率は高い。避難が無駄になっても責める人はいない。
「何事もなくてよかったね」と喜べばいい。「安全だ」と信じ込まされて、いきなり「さあ逃げろ」と言われたらパニックになる。
メディアの報道では「避難できる人は避難した方がいい」という専門家の発言が抑圧されているように感じる。