日本では基本的に技術者の待遇はすこぶる悪い。

何故か?たとえメーカーであっても技術がメインだなんて思ってる経営者はほとんど居ない。
テレビコマーシャルを見ればその会社の社内事情が透けて見える。
技術そのものをアピールする会社なんてほとんど無いのが現状。
せっかく発明や開発を行って新商品を発売しても意図的に「発明・開発」といった語句は使わずに
「○○方式を採用」なんていい方にすり替えてしまい、これでは元々存在した技術を転用したに過ぎない
印象を与えてしまう。つまり技術よりも経営・営業が主体と考えている証左と言える。

ただの商売人である松下幸之助を知らない人は居ないだろうが、世界の歴史に多大な影響を与えた
ゼロ戦開発者の堀越二郎を知らない人は大勢いることだろう。
戦争をファンタジーアニメで描いてしまったおバカなご老人もいらっしゃる。(笑)

日本人はほんとうの意味で産業革命を体験しておらず、技術は欧米から輸入したものという
潜在意識が定着してることが原因ではないだろうか?

技術系に進学して学ぶこと自体はとても良いことだが、決してメーカーに技術者として就職しては
いけない。経営>営業>財務>・・・・・>技術、が日本のメーカーの実態である。

どうしても技術者として仕事したいなら、自分で起業するか、アメリカへ行ってもらいたい。