>>524
まずはざっくりと。

次の2つの性質を前提にします。
・コイルはいったん電流が流れると、遮断されても、流れ続けようとする性質がある。
・流れ続けるために、回路の抵抗が高いときは、コイルは高い電圧を発生する。

(1)のように電源、コイル、スイッチが直列になった回路があります。スイッチは、トランジスタでできているものかもしれません。
(2)スイッチをONにしてコイルに電流を流します。
(3)スイッチを切ると、コイルから見たとき、(スイッチOFFなので)回路の抵抗値はとても高くなります。
そのため、高い電圧を発生し、※印の場所の電圧が高くなります。(ときとして100Vを超えるような)
スイッチが接点のスイッチなら放電することもありますし、トランジスタのスイッチなら、電圧に耐えかねて壊れることもあります。

(4)のようにダイオードが入っていると、OFFにした瞬間、コイルが流れ続けようとする電流は、ダイオードを通って流れます。
この場合は、コイル両端の電圧はダイオードのVFの0.6〜0.7Vに抑えられますので、高い電圧がスイッチにかかることは
避けられます。