>中学卒業レベルの英語
割とよく出てくるフレーズだと思うけど、意味が薄い。
相手を納得させるより、議論で相手を苛立たせて自分が優位に立つときにしか使えない場合が多い。

論理的には「誰もが出ている中学校で学ぶことだからわかることが前提である」ということだけど、
中学までで習った、日本史、世界史、音楽、美術、物理、化学、生物、数学、国語、その他の知識をどれだけの人が「ほぼ完全」といえるレベルで維持できてるだろう。
おまけに英語は3〜4割程度が不得意教科と感じているという統計を見たことがある。
不得意教科なら、大人になってレベルを維持できるはずもなく、大学受験が終わればオサラバな人が多いだろね。

だから、仮に「中学卒業レベルの英語」であっても、「中学卒業レベルの世界史」をすっかり忘れているように、できない人にはできなくて普通のことなのだよ。
情報が原文英語の縮小版であっても、とっかかりとして使えるなら価値がある、ということはよくあるはず。

ただ、近年は機械翻訳の精度も高くなってる。電子データとしていいチュートリアルの原文が入手できるなら、日本語訳を買う前に機械翻訳にかけてみるのも手だと思う。