>>44
>VDDをどれくらい超えたらPICは壊れるのでしょうか?
I/Oが壊れるのは大きい要因として
(1)電圧による破壊(をふせぐために決められた上限)
(2)内部の保護ダイオードや内部配線の限界
があります。

データシートの Absolute Maximum Ratings にI/Oピンの電圧限界として、

Voltage on any pin with respect to VSS…-0.3V to (VDD + 0.3V)

と書かれています。VDDが5Vなら5.3Vが上限ってことになりますが、
こういう表現は、たいていの場合、(2)のダイオードにでかい電流が流れないようにする電圧範囲です。
これを遵守するのが望ましいのですけど

Input clamp current, (VI < 0 or VI > VDD) …±20mA

とも書かれています。ダイオードのVFが0.6Vなら、電圧が高くなって(2)の電流が流れ始めるのは
5.6Vになってから。この時点で上の5.3Vは超えているのですが、これでは実際のところ壊れません。
偶発的に電圧が上がった場合でも(2)のダイオードに流れる電流を抑えるようになっていれば大丈夫。
たとえばセンサーとPICのあいだに入れておけば、
PIC5Vのとき、センサー出力が間違って6Vまで上がっても、クランプダイオードに流れる電流は
(6V-5.6V)/1k=0.4mAに抑えられます。
PICに電源を供給せずに、センサーだけに電源が供給される場合でセンサーが6Vまで上がっても、流入は5.4mAにとどまります。
どちらの場合もクランプダイオードを通じてセンサーから流れ込んだ電流をPIC側の電源ラインが吸収できることも必要ですが。