>>151>>173の続き。
実はノズルにとって「ノズル長」というのも重要なパラメーターなのだが、ほとんど考慮されていない。
つまり、本来なら内径0.4mmのノズルでもノズル長が内径の3倍のものと6倍のものが選べるべきなのだが、
現状選べないし、表示さえされていない。一般的に、
ノズル長が長くなると抵抗が増え、プリント速度が遅くなるが、糸引きやタレが減り、寿命が延びる。
ノズル長を短くすると抵抗が減り、プリント速度が速くなるが、糸引きやタレが増え、寿命が短くなる。

今回私は内径0.15mmのノズルを6倍(1.0mm)で作ったが、
もともと粘性の高いCFR-PETGだとプリント速度が1200mm/minまでしか出ず、詰まりやすかった
(なお、ノズルの詰まりは後ろからドリルでさらうだけで簡単に復旧できた)。
逆に、粘性の低いPETGではプリント速度2000mmで安定してプリントでき、しかも糸引きやタレがほとんどなかった
(一般的にPETGは糸引きやタレが多い)。

つまり、同じ内径0.15mmのノズルでもCFR-PETG用にはノズル長3倍が適していて、
PETG用はノズル長6倍が適しているということ。