>>187
>図の右側の図で、各ICのパスコンは どんな立場になりますか?
「パスコンがパルスを吸収する」ということは、
「パルス電流が流れたときにパスコンの両端に発生する電圧が抑制される」ということです。

左下の図。コンデンサと抵抗にパルス電流(オレンジ)を流すと電圧(青)が発生します。
コンデンサの方は吸収してくれます(容量次第ですけど)
この効果を狙ってICに電源パスコンをつけるのですよね?

「パルス電流が流れても小さい電圧しか発生しない」ということは、かんたんにいえば
「パルス電流がよく流れる」ということです。
つまり、パスコンを通じて、より大きいループの電流が流れやすくなるのです。

電源全体にループのパルス電流が流れるのを防ぐために積極的にインダクタやビーズを
入れる場合があります(右図)

>あと、ベタGNDの話ばかりで、電源側(+5Vとか)について言及がありませんが、
>GNDさえベタなら、電源側は細くてもあるいは櫛形でも良い、ということでしょうか?
理想は両方が交流的にも直流的にも低インピーダンスです(異論はあるかと思いますが)。
でも、電源ラインを交流的にあちこちでベタGNDに接続していれば、電源ラインはわりと
細くてもOKで、その場合は直流的にどれぐらいの影響があるかを考えれば良いかと思います。
ユニバーサル基板で1面がメッシュパターンになっていてGNDに使ってね、っていうのがあるのは
合理的なのです。

>パルス電流は電源とGNDで逆方向で多くは相殺されると思います。
これはその電流を図で書いて説明してください。