>>634
ていねいに説明すると極めて長くなっちゃうので 「 適当に 」 言いますね ミ ' ω`ミ

1. FET ( JFET, MOSFET ) で低周波電圧増幅回路を組むと、等しい電圧増幅度を得るために、
  BJT の回路より大きい電力を消費する。しばしば増幅段数も増やさなければならない。

2. FET は電極間容量が大きい ( 高 gm 品種のは特に ) ので高域特性が惡化しやすい。うかつ
  に FET の低周波電圧増幅回路を組むと、カットオフ周波数が 3kHz なんてことになる。
  それを避けるためには各部のインピーダンスを下げざるを得ず、また消費電力が増える。

3. FET のばらつきは BJT より大きいので、それを十分緩和できない簡単な回路を組む際は、
  組立前の選別または組立後の調節が必要で煩わしい。

4. MOSFET は低周波域でのノイズがひどく大きい。そのため初期にはロジック回路と高周波回路
  にしか用いられなかった。いまは CMOS プロセスのオペアンプ等があるのだから、だいぶ改善
  されているのだろうが、MOSFET の低周波電圧増幅用 ( 汎用小信号 ) 品種は開発されぬまゝ
  現在に到る。

スウィチング用の MOSFET はリニア増幅につかいづらい特性 ( VGS - ID 特性のリニアリティが
よい領域に動作点を置くと発熱がひどい/電流が大き過ぎて用が無い ) をもっているので、
もし実験するのであれば心してかゝらねばならぬかなとかと、おもいます ミ'ω ` ミ