ふと想い出した。'80 年代から '90 年代にかけて、アマテュア界における
2SC1815 の評価は低かったよ ミ'ω ` ミ

なぜなら CQ 出版の 『 トランジスタ規格表 』 に、

2SC372: fT = 200MHz
2SC945: fT = 250MHz
2SC1815: fT = 80MHz

と記されていたから。
372 と 945 のは typ 値、1815 のは min 値なんだが、そゝっかしい人々が
「 1815 は 372 より高周波特性が惡い 」 と信じ込んだ。
そのため 1815 の評価は……

1. 中身は 2SC372 と似たもの。
2. 東芝は恥づかしいシルクハット型の外形をやめて TO-92 に改めたかった。
3. また、hFE の大小により 371/372/373/374 と型名が異なるのは煩わしい
ので 2SC1815-O/Y/GR/BL の一型名に集約したかった。
4. 製造技術の進歩 ( 主として漏れ電流の減少 ) により耐圧が上がり
Ic_max も少し増えた。
5. その際ついでに低周波増幅用に特化した。
( 「 RF 増幅には高価な RF Tr を買えということか ミ`ω ' #ミ 」 と邪推したり )

のようなことだったよ。だから LED を点けるためだけに多用されたり、
時には発熱しながら豆球を点けさせられたりしたのだ ≡■Dゞミ'ω ` ミ