昔、電流の積算につかった素子があってね。ガラス管に電解液を入れ、両端に電極を
つけて封止してあった。陽極電極にわずかな銀を付着させてあって、電流を流すと、
電流量(電荷)に比例した銀が陰極に移動(マイグレーション)した。全銀量に相当
する電流量を流しおわると、それ以上は電流の流れない、すなわち絶縁体になった。
これで数時間とかのタイマーを作ったものだ。