>>807
スイッチオン動作でコイルに電圧を加えるとコイルに電流が流れ出し、コア内に磁束も発生します。
コイルはインダクタンスを持つため、コイル電流とコア内磁束は瞬時ではなく徐々に増えていきます。
そしてコイル電流が或る値に達したらそれをピーク電流として判断し、スイッチオフ動作させます。
このピーク電流の時に、コアが磁束飽和しないことが重要です。
スイッチオンからスイッチオフまでの間に磁気へ変換して蓄えられたエネルギーは、コイル電流の
変化で作られた直角三角形の面積で計れます。(横軸:時間、縦軸:電流)
エネルギーの変換効率を100%と仮定したら、時間無限の平均値は求められますよね。
設計時は、平均値から逆算してピーク値を求めます。