映画やドラマの中でクレジットカードが登場する場面はけっこうありますが、ダイナースクラブカードは「ティファニーで朝食を(1961)」に、その名が出てくるのです。

オードリー・ヘップバーンが演じるホリーと、ジョージ・ペパードが演じるポールがニューヨークの図書館を訪れます。
そこで、ポールが図書館に所蔵されている本の作家だということをホリーが図書館司書に伝えているシーンがあります。
司書は信じていない様子。(というか、そんなことどうでもいいっていう感じでしょうか)


そのときに、オードリーがジョージに

Show her your driver's license or a diner's club card or something. 

(免許かダイナースクラブカードか何かを彼女に見せなさいよ)

というのです。
https://youtu.be/joi5SONNfu8

字幕では、
「免許証かクレジットカードを彼女に見せなさいよ」
のような言葉だったと思います。


1961年にはもうアメックスも発行されていますが、クレジットカードといえばダイナースだったことが、このシーンからわかります。

1961年の日本では、まだクレジットカード自体が珍しかったのではないでしょうか。
アメリカはもう知名度があって、ID代わりに使われていたんですね。

映画から、クレジットカードの歴史が垣間見えました。