フェリカを手がけるソニーは、これを機に海外展開を積極化している。外国人の訪日時にフェリカ利用のメリットを感じてもらい、海外での採用拡大につなげたい考えだ。
海外で流通するICカードやモバイル端末などへの採用を働きかけるほか、旅行会社などと連携し、訪日客がスムーズにフェリカを使えるような仕組みの構築も視野に入れる。

 ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズフェリカ事業部の小林豊明副事業部長は、「(iPhone8、Xへの採用で)海外アプローチのベースラインができた。大きな変化点だ」と胸を張る。

 この動きは政府が進める鉄道インフラ輸出とも連動する。ベトナムでは採用に向けた協議を継続中で、インドやミャンマーを含めアジア諸国への提案を強化する。
JR東日本も「IC乗車券や電子マネーのノウハウのうち、何が海外で活用できるかを見極めて可能性を検討する」(広報)方針だ。海外展開の拡大に向けて、布石は打たれた。

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