そしたらダルそうに「今の時間、からあげクンはやってないんスよね」とか言うわけ。
しゃーねーから、カラムーチョ1袋掴んでレジに並び得意のアレをカウンターに差し出すと「これはアメックスセンチュリオンカード! しょ、少々お待ちください!只今オーナーを呼び付けます!」って電話をかけだしたんだよ。
すると3分もしない内に寝起きのオーナーが2階からが駆けつけるなり俺の目の前にひれ伏して
「高い地位と身分を証明するステータスカードであるアメックスセンチュリオンカードをお持ちのお客様が、当店のからあげクンを食べに来て下さったのは大変光栄です!!!」
って汚い床に額を擦りつけてもてなされたよ。
店内の他の客も「マジかよ!アメックスセンチュリオンカードなんて凄いよな!」 って大騒ぎ。店の外で生意気にウンコ座りしてた厨房共もガラスにへばりつきながらこっちを見ていたよ。
「今すぐ、からあげクンをお揚げ致しますので、どうかお待ちください!」とオーナー直々油を温め、からあげクンを揚げてくれて、あふれんばかりに詰めてくれた。
おまけに当時未公開だった「からあげクン音頭」の着メロも無料ダウンロードしてくれたし 、からあげクンの絵が書いた”おめん”までもらって来てしまったよ。改めてアメックスセンチュリオンカードを実感したよ。
ホントどえらいカードだよ。