副流煙で他人の健康を害するのは「どうでもいい」 喫煙者の4分の1が該当

2018年06月18日 07時00分 しらべぇ

(mansum008/iStock/Thinkstock)

■そもそも喫煙者は他者への健康被害をどう考えているのか?
非喫煙者にとっては嬉しい展開だろうが、ここでひとつ疑問が。
そもそも喫煙者たちは、受動喫煙による他者への健康被害をどのように考えているのだろうか?

記者としては、多くの喫煙者は非喫煙者に配慮しており、
歩きタバコなどルールを逸脱した吸い方をしている人は一部のように思えるのだが…。
しらべぇでは「受動喫煙で起こる他者への健康被害」への喫煙者たちの本音を調査してみた。
■喫煙者の4分の1「他人の健康なんかどうでもいい」

しらべぇ編集部が全国の20〜60代の喫煙者の男女317名に調査を行なったところ、
「副流煙の害については認識しているが、正直他人の健康を害することはどうでもいいと思う」
と答えた人は全体の25.2%。およそ4人に1人という結果となった。

この数値を多いとみるか少ないとみるかは人それぞれだが、非喫煙者にとっては驚きの数値ではないか。
■20代喫煙者の該当率に驚き

年代別でみていくと、その差は歴然。1割台後半から2割強にとどまった他の年代と比べ、
20代が45.7%と、とても高い数値になったのだ。

喫煙者が今よりずっと多かった昔と比べ、現在はタバコの害への認知が進み、上にも書いたように規制も厳しくなっている。
そんな状況下で新たに吸い始めた若者たちは、もしかすると他の世代より「自己中心的」な人が多い傾向にあるのかもしれない。

(文/しらべぇ編集部・尾道えぐ美)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2018年5月18日〜2018年5月21日
対象:全国20代〜60代の喫煙者の男女317名(有効回答数)