喫煙者は、「タバコを吸う」という行動により、
「喫煙が自他共に身体に害を及ぼす」という知識と、
「自他共に健康でありたい」という信念との間に不協和を感じます。

そしてこの不協和を解消するために、

・「喫煙者でも長生きする人もいる」と、喫煙が身体に悪いという理論を屁理屈で否定する。

・「そんなこと知るか!」と、その科学的事実を無視する、現実逃避する。

・「別に長生きなんかしたくないから」と、健康でありたいという認知をねじ曲げる。

といったように、自己を正当化するように理屈をこじつけて認知的不協和を解消しようとするのです。