オペレーション名はNTS
分かるなこの略は
我々はこの煙を吸うことで、一時的な脳の覚醒を得ていた
そしてその度に、強い喫煙欲求が体を支配し、
囚われた鳥かごの中にいるが如く、いつしか禁煙を諦めていたのだ
全ての禁煙挑戦者に捧ぐ
今日からオレはNTS
禁煙1時間
早速、喫煙欲求がやって来ている
15年喫煙行為を一日も辞めなかった
このイライラはなんだ
もう辞めたのだ
さらば、タバコ
オレはお前のもとを去る
ゴミ箱に13本入ったタバコを今全て捨てたぞ
>>2のゴミ箱から13本の煙草を回収
これより持ち帰る 禁煙2日目
無意識のうちに捨てていなかったシケモクをあさりだした
我に返る
このイライラか禁煙というやつか
禁煙3日目
猛烈に吸いたい
だが我慢だ
ここで吸ってしまったら、この2日間が水の泡だ
異性といるときは下半身で考えるな
禁煙は考えるな 感じろ!
禁煙7日目
子供の頃はこの時間にはサンタが来てたのかな
喫煙の欲求が最高潮だ
とりあえずメリークリスマス
0011名無しは20歳になってから2016/12/26(月) 06:41:17.19ID:LDqYkLYB
俺3週間目突入。俺もおまえらもここら辺で、根性みせないとな
0012名無しは20歳になってから2016/12/26(月) 17:10:38.53ID:GSPGuqOa
おぺれーしょんNTSとか、ネトラレサレタ・・ですか?
0013名無しは20歳になってから2016/12/27(火) 03:12:31.02ID:DVCiay8c
禁煙11ヶ月
禁煙を始めるには冬が絶好の機会だと考えている
空気が冷たく乾いているからタバコがそんなにうまくない
禁煙9日目
相変わらず喫煙欲求は強い
これほど強い欲求は初めてだ
美味しそうに吸ってる奴が周りにいるから、余計にそう感じる
だがもう吸わないと決めたのだ
そう決めたのだ
耐えろ
>>1
誘惑多いけど、がんばれ!
俺は5日目。誘惑に負けてしまいそうになったので、パッチ当ててみた。効果あるのかよくわからない 耐えるだけじゃなくて、次に替わるものを見つけよう。
シュミに没頭するのもよし、食欲、性欲、睡眠欲を満たすのも必要だ。
単純なハナシ、おっぱい舐めてりゃ大抵のことはどうでもよくなるさ。
禁煙14日目
喫煙欲求ほんの少し落ち着く
でもかなり吸いたいなぁ
あけおめことよろ
禁煙17日目
タバコのにおいって禁煙してみると分かるんだな
昔、隠れて吸ってたことあったがこれじゃバレバレだ
同じく17日目
俺の場合、苦しいのは2日目までだった
3日目からは嘘のように吸いたくならなくて楽勝
酒飲んでも全く欲しくならない
禁煙、卒煙なんて覚悟決めてかかれば簡単よな
禁煙26日目
よく頑張ってるな、オレ
酒飲む機会で、どうして吸わないのと聞かれるのがつらいな
喫煙欲求も少し和らいできた
0021名無しは20歳になってから2017/01/14(土) 15:53:16.83ID:osjAnCXh
そこは優越感を感じる所だと思うが
「ああ、もう止めたんですよ」で自信にも繋がるような気がする
0022名無しは20歳になってから2017/01/21(土) 13:41:41.34ID:riWNPl9k
60日目の俺様。
2017年になってから一本も吸ってなという事実を作るのと、今思い返したら最初の一週間ぐらいが最も喫煙欲求強かったので、もうあんな苦労したくないので、絶対に吸いたくないと言えるレベルに達してきた。
禁煙 25日目
パッチやらガムやら補助具なしでやめた。
「最初の2週間を我慢したら、これからの人生色々楽になるぞ」と自己暗示。
実際辛かったのは2週間。
一番効果があった気のまぎらわせかた → 吸ったふりで深呼吸、いわゆるエアタバコ
nts禁煙39日
他人のタバコの匂いが気になるレベルになってきた
しかし、喫煙欲求はなくなったわけではない
匂いは気になるのに、あぁ吸いたいなと
ここで吸ったらまた元通りだろう
間違いなく
・・ザザッ・・・ピーッガザザッ・・オペレー・・ン・・ジジズザッガザーーーーーッッ・・・
応答さ、れ・・ザッッ・・
こちら禁煙監視部隊
オペレーションNTS ザザザーッガッ・・
応答されたしーどうぞ・・
ズーッガカッッ
『ンン?周波数合わせにくいな』
『NTS 側の通信器機の故障だろうか』
そう言うと、もう一度調整ボリュームを慎重につまみ少しずつ動かした。
前回の通信より一ヶ月以上も応答がなかったため
禁煙監視部隊に召集がかけられたのだ。
部隊と言っても
三人編成。狭いコンテナでモニターとにらめっこしてキーボード叩いたり
何か変化がないか監視する。
まぁ、ソレが仕事なんだが、、、、。
幸いにして中はクーラーの効いた空間、快適だ。ちなみに禁煙である。
『こんなとこにいたら腐っちまうな』
と、椅子の背もたれに大きく身体を預け足を卓上に放り出している山本が言った。
『任務だから仕方ないだろ?与えられたんだからこなしていかないと』
と、眼鏡の真ん中を中指でクイッとあげる高橋。
俺と言えば無線機にかじりつき通信を幾度も繰り返していた。
『こちら、、えー、、、っと、、。』
『なんだっけか?』
同じ言葉を何度も繰り返すうちに
頭のなかはゲシュタルト崩壊を起こし
自分自身の発した言葉にさえ信憑性が持てなくなっていたのだった。
三人編成で部隊と名のっているのは
もしもの時に敵の目を欺く為だ
勿論囮変わりにさせられる体ってことも何となく承知している。
本部と言えば名の知れた
『WHO』世界保険機関である
そんな平和そうな名前の機関が
部隊?小隊だ?と言う者もいるだろう。
表向きは世界の健康を等と
名を打っている所ではあるが
実際のところ真実を知ってしまった者はその実態を恐れるのだった
『えーっと、、ガザザッ、、こちら禁煙監視部隊』
『NTS 応答願いま、』
と、途中にモニタリングの山本が割って入ってきた。
『無駄じゃねー?モニターもなにも映らねー、無線も応答なし。俺ら何日も同じことやらされてよぉ?冗談じゃねーよ!ったくよォ!』
ストレス過多により爆発寸前のようだ。
高橋が冷静になだめようとする。
『落ち着けよ、任務だろ。命令には従ってないとーー』
『ダーッ!うっせーよお前の説教は聞きあきたンだよ!』
『一服してくるっっつーンだよ!』
と言うと山本は気だるそうに立ち上がり狭いコンテナの扉から出ていった。
『うっ、、、ううぅ、、、っ。』
気が付くと床一体には血だまりが出来ていた。
(襲撃?!)
咄嗟に動こうとした、、、が身体は思うように動かないでいた。
両足を力無く前に放り出し
両腕と言えば脱力で床に垂れ下がっている。
背中側に壁があり寄りかかる状態だ。
首はうなだれたままだ。
天井を向いた手のひらにも血液が付着している。
(力が入らない、それにこの血の量。痛みは感じない、襲撃されたにしては生きている、、、まさか捕虜に?)
などと
こう言うときだからなのだろうか冷静に思考できているような気さえする。
『キヂッ、、、ギチチチッ』
、、、?なんの音、、、いやそれはまず置いといて。
この状況を何とかしなくては、、、、、、、、。
この出血で意識が遠退いて行かないと言うことは俺の血ではないはず。
(そうであってくれ)
コ、、声は出せるのか俺。
『ンンッッ、、誰か、、いるか?、高橋、、、、山本、安否確認だ。』
声だけは無事のようだ。
シーーーン
物音1つしない
静寂の中、耳のなかに入る音は自分の呼吸音だけだった。
と、思った次の瞬間。
ギヂッチチチチチッ!
ゴリヂッチチギーヂッヂッヂヂ!
『!?っ』
WHO(世界保健機関)
本部はスイスのジュネーブにある。
WHO日本支部。
「・・・く・・」
「・・・・・クン!」
「ん?んんん〜ん」
机に顔を押し付ける状態で
俺はまだ残る眠気とともに重い瞼をなんとか開いた。
「辻村クンってば」
「起きなよ、講義中なのよ」
そう言って焦りながら半ばあきれ顔の女性がこちらをのぞき込んでいた。
(かわいい顔だよなぁ)
半分寝ぼけて女性の顔に見とれた。
ふと我に返り
「へいへい」と軽くあしらうかのように返事をし「着席」の体制に戻った。
健康を目指すならここだろ。と禁煙3年目の俺
「辻村英二」は月に2度ほど開かれる健康セミナーに参加していた。
もう何度目だろう。こうして同じ話を聞きに来るのは・・・・。
身体に悪いと思っていてもニコチン依存により吸わなければならなかった俺が
一念発起し「禁煙」を始め
禁煙しているんだと言う事を自分自身に言い聞かせるために
このセミナーに参加した。それがきっかけで、こんなかわいい女性とも
お近づきになれた。
(禁煙をしてよかった事の一番目)がコレ。
彼女の名前は「小島由紀」
初めてここに来た時迷っていた俺に講義の場所を案内してくれた女性だ。
彼女も何度もここに訪れていていわば「常連」である。
「来たんならちゃんと聞こうよ」
「暇つぶしに来たみたいで講師に失礼でしょ」
と俺の近くに頭を少し寄せて小声で話す。
「ほいっ。すんませーん」
と冗談交じりの返事をする。こんなやり取りも何度目だろう。
禁煙すると決めてからか3年かぁ、、、。早いもんだな
最初のうちは喫煙する夢まで見ていた俺だが
ここ最近では全く見る事もなく平和な睡眠を取れるようになっているようだ。
もちろん油断はしていない
生きてる間は何年吸っていなくても禁煙成功では無いのだ。
生涯禁煙中なのである。死して成功と言えるだろう。
そう自分に何度も何度も言い聞かせながら3年と言う月日が流れていた。
「であるからしてー若い内から喫煙を頻繁に行うことにより
肺癌よりも大腸癌の確率がー…」
(もうそろそろこの講義も卒業しようか・・・)
3年間の禁煙生活。自分自身にも自信が付いた。
戒め代わりの講義も必要ない、、、か。
いや、、だが心残りが一つ。
幸いにして女性に対しての扱いはそれなりに場数を踏み
慣れてきているつもりだ。
この子、、、小島由紀ちゃんだけはなんか違うんだよなぁ〜
連絡先を聞こうが個人情報を聞こうが軽く流して全く俺を受け付けようとしない
俺の情報はと言うと相当量で彼女に渡してしまっているんだがな
(話のネタとして)
けれどこうして講義に来る日には必ず居て隣に座るっていう
男なら勘違いしても当然の構図だろ?そう思わないか?(誰に言ってるんだ?)
知っているのは容姿と名前だけ・・・あぁ、あと好い匂い。それくらいか
後は謎だらけ。新手のツンデレって奴なのか?斬新すぎるだろ。
でもラチあかないからなぁ。
講義後いつものようにWHO内にある休憩所的なところで一息ついてから帰るのが
俺達の流れ。もちろん話と言えば俺の個人情報を彼女に垂れ流す作業。
コーヒー飲んだら「さようなら」だ。「が」
今回ばかりは違う。こちらから「さようなら」してやろうと決めた。
上手いことやれば彼女にできるか?と最初は思っていた・・・
時期が俺にもありましたって奴だ。何事も諦めが肝心である
「あのさ、、、、。」
(ちょっと緊張するぞ・・・別に彼女云々じゃないのにな。)
「んー?どうしたの?」
「俺今日で講義来るのやめるわー」
(言ってやった。どうだ寂しかろう!ドヤ!)
「そー、わかったよー。」
彼女は変わらず携帯端末をいじり動揺する様子もなく普通に、だ。
そ・・そ・・・・うん。そうだよな別に関係ないもんな。
ただの知人ってだけだ。ふんっだ、、、知人だもん、、、ふーんっだっ。。。。
ここで最後の缶コーヒーをいつもより早めに飲み干し
冷静を装い立ち去ろうと
「じゃ、今まで色々ありが、、、いや、違うかぁハハハ。ご苦労様でした」
あー、もう全然寂しくなんかないしぃ〜ふぅ〜んだ。
一番寂しい思いをしているのは俺自身である。(女々しいなぁ)
その場の寂しさを隠し立ち去ろうとした瞬間
彼女の手が俺の手首をつかんだ。
もう片方の手は
携帯端末を耳に持っていく役割果たしていた。
なんだよーもーやっぱり由紀ちゃんも
寂しいんじゃん。
素直じゃないなぁーまったくー♪
と、思ったもつかの間。
とてもキャシャな女性とは思えないほどの力で腕を引かれエレベーター前へ連れていかれた。『え!?ちょっ、、♪』
焦りとウレシさで気持ちがおかしい
二人きりで乗り込む。
『由紀ちゃん?だ、、大胆だねぇ』
冷静を装うのがやっとだった。
彼女は誰かと事務的な話しているようだ、、が
彼女は話しながらゆっくりと
地下2階のボタンをは押した。
『ええ、例の彼です。よろしくお願いします』
一回、二回、、?三回!?よん、、、ん?長押し?『え?なに?由紀ちゃん?え?』ピピピッ。
カチッカリリリリリッ、、、。
操作パネルの下段からなにか装置的なものが引き出しみたいに出てきた。
『な、、?なん?!秘密クラブとかそんなの無しだよ?!ねえって!』
彼女はちょっとだけ笑ったように見えた。
少し期待してる小さな俺も居るけども、、、。
出てきた小さな引き出しには
携帯端末がちょうど入るほどの窪みができている。
コトッ、、、彼女はなんのためらいもなくそこに今まで誰かと会話していたであろう端末を入れた。
シュィーーーッ
静かだがなにかが回転するような音がした。
止まったと同時にパソコン起動音のような耳に心地よい短い音楽がなった。
彼女は
『そこに手をかざして』
と、事務的に簡潔になんの説明もなく言った。
『ちょ、、由紀ちゃんさ、、、なんの説明もなくこう言うのって失礼じゃなーい?』
少俺はほんの少し苛立っていたが柔らかく話をした。
『手をかざした後に説明するわ』
、、、、、、
、、、、、、、、、、、
『あ?テメーよ失礼だろッて言ってんだよ、何様だコラ?神様か?』
こうなるともう俺は
どうでも良いモードになる
このクソ女になんの価値もない。
この場から、このクソ女とすぐにでも関係を断ち切りたいが為の姿勢である。
長年個人情報をこのクソ女に漏らしてきたが初めて見せた俺の姿だ。
当たり前だがな。
『はい、これでテスト全行程は終了』
『お疲れさま、辻村くん。』
『はァ?なに言ってんだテメ、、、』
『改めて自己紹介するわね!』
俺の怒りを消すかのようにさらに大きくハッキリした口調で俺の言葉をかき消した。
『WHO日本支部総合師団。総隊長をやらせてもらっている小島由紀38才よ
今まで失礼なことをして御免なさい。言い訳になっちゃうけどこうする他無かったのよ。本当に御免なさい』
『っつっっっっ、、、、、。ハハハ
怒りと疑問が沢山で混乱している奴の顔ってどんなんだろうね?由紀、、さん?』
(は??え??隊長?38!?いやいやいや、、
どう考えても肌の艶、張り、、俺と変わらん年代かと思ってたっての!
若すぎだろ!そもそも隊長ってなんだよ!?)
『まず、その疑問に答えるわよ』
彼女は今までにあまり見せたことのない優しい笑顔で続けた
『恐らく私の年齢に驚いているって所ね?辻村英二26才』
俺はポカンと口を開けたまま頷く事しか出来なかった。
彼女は続ける
『それ相応の運動。食べ物、健康管理に気を付けておけば私くらいの状態は普通に保てるのよ?この現代だからこそ成し得る方法だけどね。』
現代社会において欲しいと思ったものは金さえ出せば手軽に入手できる。
欲張りすぎる人間はジャンクフード
菓子類、酒やタバコと言ったものを満足するまで利用する。
その繰り返しの結果身体の中身がどんどん弱体化していく傾向にあるのだ。
と、まぁWHOで受けた講義でそれなりの知識は付けていた英二ではあるが実際の現代式健康体を目の当たりにする[していた]となると驚きを隠せない。
『まぁ健康に関しては辻村くん熱心だったし、、三年近くもここに通ったんだからねぇ、感心するわ。ちなみに秘密クラブなんてのは存在しないから悪しからず。』
彼女は少し困り顔で笑いながら言った
先程もやはり笑っていたようだ。
『ぐぬぬ、、、。恥ずかしい所を』
『で、ここからが本題なんだけど
辻村くんがWHO師団に相応しいか
素質、性格の適正監視をしていたわけなんだけど。先程の事案で全ての適正レベルをクリアした事になったわけ。そこで、、、』
俺は話を割って入りたいのを我慢して口を閉じていた。
(取り合えず、、聞いてみるだけ聞いてみるか、場合によっちゃお給金の方も今の仕事より貰えるかな?ただの工員じゃ一生やったってたかが知れてるしな。)
・・・・っと。
「そんな感じかなぁ。後の話はまずここに手をかざしてからになるわね〜。
【人生の選択肢】って所ね。どうするかは辻村くん次第だけど?」
(煽るなぁ由紀さん・・・いや隊長は、、、か)
俺はそんなに戸惑う事なく手を端末にかざしていた。
グゥィイイイーンと重たい音とともに無数の緑色の光の線が俺の手を
認識しているようだった。
「仮登録完了」エレベータースピーカーから機械的な音声が聞こえた。
「とりあえず登録おめでとう。じゃ、行きましょうか」
気が付くとエレベーター階数パネルの7階部分が光っている。
(仮)隊長が押すと次のパネル4階部分が光る。次々と階数数字を追いかける
幾度か繰り返すと「ガゴンッ」と重く大きな音とともに真下ではなく
斜め下にゆっくりと移動しているような感覚になった。
「ちなみに追いかけ番号は暗証番号で毎回ランダムに変更されるわ
移動しているのもエレベーターの箱だけじゃなく・・・」
と言っている間にエレベーターの壁がシャッターのように下がった。
工事現場とかにある仮設トイレのような状態だったようだ。
目前に広がったのは
「おぉぉ???なん・・・これはっ!」
全体に大きく広い空間と共にこれまた大きく広い足元のパネルが
斜め下に向かって移動していた。そこに乗っている俺。
まるでそうなロボアニメに出てきそうな施設が眼前に広がっているのだ。
「夢?・・・じゃないよなぁ」まるで
「ゲームとかの世界みたいでしょ?アーマード○○とかメタル○○みたいな。
好きだもんねぇ?辻村くんは」
「だ、、、大好物ですよこういう世界観。でも現実っすよねこれ、、、ヤバ。」
とても胸躍る光景だが俺は今こんなとんでもない世界に足を踏みれて
しまったんだっていう現実感が後から追いかけてくる状態だった。
左右の壁の所々にはかなりの大きさで『無煙』と書かれている。
まさにタバコ、煙とは無縁の場所か。
下に光が見え明るくなってきたガヤガヤとした声がそれとなく耳に入ってくる距離
俺は光の方を見ていた
『んん?なんだあのゴツい人達は』
まるでアメリカンフットボールを連想させるその肩幅、太い腕や足
遠目から見ても他の人達とは明らかに違う体型の集団があった。
近付くにつれその全貌がみえた。
[パワーアーマー]
最初に出てきたのがその言葉だ。
黒いラバースーツ的な物を着込み
その上から胸のパーツや太股のパーツを装着するタイプ。
ガゴゥン。
到着した瞬間一斉にそのゴツい集団が駆け寄り整列した。
アーマー1『総隊長!お疲れさまです!』
『ご苦労様。訓練続けていいわよ』
アーマー1『適正な人間が見つかったんですね?』
『ああ、彼ね、一応まだ仮だけど』
アーマー2『これから何かと顔を会わせるかもしれんからな!よろしく頼むぜ兄弟!』
俺はと言うとそのアーマーに魅了されていた。