これは僕の推理であることを前提にして読んでください。

数学的・物理学的というか、あくまでも机上の論理としては、
上で述べた血糖値スパイク、つまり検査数値は正常なものの食後に血糖値が急上昇するタイプは、
インシュリンはきちんと出ているのですが、インシュリンの効きが弱っていると考えるのが論理的でしょう。
なぜなら、通常ですと食直後にインシュリンがすぐに効いて急上昇を防ぐのですが、
血糖値スパイクの人は効きが悪いので上がり続けるのです。
しかし膵臓の細胞自体はそれほどダメージを受けていないので、インシュリンを長時間出し続けることができ、
やがて正常値に戻るのです。
しかし、そうした状態を続けるうちに膵臓に負担をかけ、やがては空腹血糖値も上昇するようになるのです。
つまり、糖尿病の多くの人は血糖値スパイクから始まるものと推測でき、
血糖値スパイクと糖尿病は無関係であるという専門家の主張は適切ではないと考えます。
この段階で高GI食品を避けるというのはどちらかというと対処療法であり、
むしろより根本的にはインシュリンの効きを良くすることが真の予防につながると思います。
したがって野菜・果物を摂取し、肉よりも魚中心の食生活をし、
消費カロリ。よりも摂取カロリ―の方が大きくオーバしないことが大切であるという結論にすっきりとつながっていくと思います。
福島県も含め、昔より米の消費量がかなり減っているにもかかわらず、
糖尿病患者が増加していることもこの論理でたどり着くことができると思います。