認知症発症から10年、誤嚥性肺炎で父が亡くなりました。
誤嚥性肺炎はいきなりなるのではなく、熱が出た時にはかなり進行していて、快方に向かっても耐性菌ができるの繰り返し。
今から思えば、食事をすごくよく噛んで食べるようになっていた。
噛むのはいい事だと気にも止めてなかったけど、それが飲み込みにくい事が原因だったと入院してからわかりました。
飲み込めないからいつまでも噛んでる、食事の速度が遅い…それは気道と食道を隔てる弁がうまく動かせなくなってるという事。
食べる速度が遅くなった、よく噛むようになったら誤嚥性肺炎に気をつけてあげてください。
歯磨きもできなくなったことも仕方なしと思っていたけど、結構要因になるとか。
もうちょっと気をつければよかったかなと思うけれど、意思の疎通もできないし徘徊や介護抵抗する事を思うと、これでよかったのかとも。
結果的には施設やオムツ代などの経済的負担もなくなり、介護に使う時間も労力もなくなったわけで。
後悔はたくさんあるけど肩の荷が下りたとも思うし、複雑な心境になります。