https://youtu.be/QsqYARh6e6U
↑手術解説VTR
若年者の成熟白内障は内部が液化し膨隆しているため、前嚢切開(CCC)が極めて困難です。
こういう場合には小さめのCCCを作製し液化した水晶体内部を超音波にて乳化吸引します。
ただしこの症例では水晶体前嚢が繊維化していたためハイドロダイセクション時に
前嚢に亀裂が入りました。
このまま超音波手術を行うと水晶体内部が硝子体中に落下する危険性高く、
粘弾性物質を使用したビスコエクストラクションを行います。
幸い亀裂は後嚢には達してなかったため、眼内レンズは嚢内に固定できました。