高血糖を起こす糖質は毒、高血糖を起こさない糖質は・・・?

「世界一健康な心臓」をもつ部族の生活習慣
https://www.carenet.com/news/general/hdn/43687
農業と狩猟採集により生活するボリビアのチマネ族は、動脈硬化の割合が米国成人の5分の1で、身体の生理的年齢は20歳。
心拍数、血圧値、コレステロール値、血糖値も他の地域に比べて低いという。
検査の結果、チマネ族の85%には動脈プラークがなく、心疾患リスクが全くみられないことが判明した。
13%は低リスクで、3%が中リスク〜高リスクであった。
米国立衛生研究所(NIH)の支援による最近の研究によれば、
米国人では心疾患リスクが全くない人は14%にとどまり、50%が中リスク〜高リスクであるという。

南米在住・チマネ族は冠動脈の動脈硬化が極端に少ない
http://dmic.ncgm.go.jp/ebm/010/10078.html
摂取エネルギーの14%がタンパク質、14%が脂質、72%が炭水化物である。
獣や魚を原始的な仕掛けで仕留めるのが主なタンパク質・脂質源である。
コメ、プランテン、キャッサバ、コーンなどを焼畑農業で育て、野生のナッツ類や果物も食する。
このように炭水化物は食物繊維が豊富で、単純糖質は少ない。
身体活動量は豊富で、狩りは平均8時間、行動距離18kmに達する。
園耕作業も手作業で鉄斧を用いるものである。一日で男性は6〜7時間、女性は4〜6時間、身体活動に費やす。

いろんな狩猟採集民たちのライフスタイル
http://yuchrszk.blogspot.jp/2016/07/2016.html?m=0

各年代ごとの血管プラークの厚さ
http://majimaclinic22.webmedipr.jp/kanzenyobou/column1/5.html
食習慣点数ごとの血管プラークの厚さ
http://majimaclinic22.webmedipr.jp/kanzenyobou/column1/27.html

ジャンクフードと無縁で、運動量も多かったはずの狩猟採集民の間でも、
動脈硬化はありふれたものであったことが、ミイラの研究から明らかになった。
https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v10/n5/古代人でも動脈硬化は珍しくなかった/43322
http://syodokukai.exblog.jp/18100098/
動脈硬化は現代のライフスタイルによって起きる現代病とは考えにくく、
特定の食事やライフスタイルに関連なく加齢によって起こるヒト生来の疾患であることが示唆された。