金属床だと、クラスプなどの位置関係が試適時の状態がレジン重合後も担保されますので、
セット時に時間がかかるということは、試適時にきちんとチェックしていればほぼないと思われます。
少し咬み合わせが高いぐらい程度だと思います。
金属床の長所があれこれいわれますが、そもそもはレジンの重合収縮(変形)のリスクを回避するためのものです。
金属でつながったクラスプの位置関係を担保して、レジンの収縮の影響を最小限(高さは除外)に抑える方法の一つだったのです。
レジンの重合収縮は今現在でも体積比で8パーセントほどあるとされ、
保険の入れ歯が調整が必要なのは、その収縮によりクラスプの位置関係が微妙にずれるのが一因です。