■極低周波と携帯電話マイクロ波の影響と環境ホルモン作用(著者:シェリル・セルマン)

■ホルモンは生命の営みの調整役

ホルモン(Hormones)は効能性の高い物質である。ホルモンは内分泌腺でつくられ、極微量で大きな効果を与える。ほとんどのホルモン(エストロゲン・プロゲステロ
ン・テストステロン・インスリン・メラトニン等)は、10億分の1とか1兆分の1という小さな単位の量だ。そんな極微量のホルモン量で、身体の生理的変化を生む。
ホルモンはすべての生命の営みの調整役であり、ホルモンバランスの維持は健康維持にとって肝要である。ホルモンバランスとホルモンリズムはとてもデリケ−トで、
ほんのわずかなホルモン変化で身体の基本システムを制御する機能が変調をきたす。
 私たちの現代生活スタイルは、ホルモン機能の最善化を脅かす存在といえる。現代生活スタイルがもたらすストレス・有害物・質の悪い食事・睡眠不足・薬物は「
環境ホルモン要因」(環境ホルモン=内分泌撹乱化学物質)として作用することは知られている。しかし、それら以上に環境ホルモン作用をもつものがある。それは
電磁波(EMF)であり、携帯電話や様々な電源あるいは電気器具から発生する。