218年、少年バシアヌスがヘリオガバルス(エラガバルス)の渾名とともに即位した。少年とある通り、彼は男である。
しかし即位当初からその問題性は発露していたという。彼の暗君っぷりは以下の通りである。

家庭教師の提言「自制心をもって慎重に生きなさい」に対し「殺害」で応じる
早くも仲間がヘリオガバルスの味方についたことを後悔
愛人(※男)の奴隷を共同皇帝にしようと企てる
しかも彼(※男)に自分を「妻」として求婚した
別の愛人(※男)を執事長に任命
彼にもちゃっかり求婚
銀貨の銀含有量を下げる
処女信仰を否定し巫女と再婚
(男なのに)神の巫女を自称、自らの舞を元老院のお爺様方に見るよう強制する
徹底した女装癖
男を漁る為に酒場に入り浸る
化粧と金髪の鬘をつけて売春(※相手は男)、これに夢中になる
宮殿を売春宿に改(悪)築
性転換を行える医者を募集

( ゚д゚)
というわけで暗殺されました。221年。よくそれまでもったな……。