318ホワイトアルバムさん2017/09/09(土) 11:16:58.14ID:???0

最初の一行はポールので、残りは、基本的に僕のだ。
ポールは、結婚式の最中の教会にいるエリナー・リグビーというメイン・テーマだけを持っていた。
彼はこのテーマが手元にあって、手助けが必要なことを知っていながら、僕に詞をつけてくれと頼まなかった。
そのかわりに、あの時、「オイ、“君たち”、詞を書き上げちゃってくれよ」と僕らに声をかけたんだ。
EMIのどでかいスタジオの向こうで、録音したり、アレンジや、何か他の事をしながらね。
その時、僕は、昔、電話工事をやっていたロードマネージャーのマル・エバンスと、そして後のロードマネージャーだがその頃は会計士見習いだったニール・アスピノールといた。
ポールは、この“3人”に向かってそう声をかけたんだ。

ものをそのへんに放り投げるみたいなやり方を彼にされて、僕は馬鹿にされたような気がして、傷ついた。彼は実際は僕に詞をつけてくれと言おうとしたんだけど、彼は、頼もうとしなかった。

僕が頭にきたのは、末期の頃のポールのこういった無神経さなんだ。彼はとにかくそういう男だった。彼にとってはそんなことどうでもいい事なんだ。
僕は差し迫って一曲作らなければならなかったから、そこにあったテーブルに、彼らと一緒に座りながら曲を書いたんだ。ポールはなんで、あんな風なやり方をしなきゃならないんだろうと思いながらね。

ジョン・レノン
(1980年 PLAYBOYインタビューより)