★忘れていないか? 12年後の番外編=@そのー (15)

ニールヤングの1991年のライヴアルバム 『ウェルド』 と聞いて、身がひきしまる思いがするのは、
俺だけではないだろう   世界にあまたあるロックアルバムの中で、襟を正さなくていけない、
安っぽく語り合ってはいけない、ひとりにさせてくれ、なんて思いにかられる ロックアルバムは、
このアルバムと 、『ジョンの魂』 ぐらいだ  ともに歌を楽しむとか、音楽を楽しむとか、そういう次元を
超えている  精神を浴びる、煉獄の門をくぐりぬける、とでもいった表現が、好もしい感じだ  
スピリチュアルのシャワーを浴びる儀式、とでも言い直すべきかー
アルバム  『ウェルド』 の何が、俺をそこまで、修行者や求道者のように、させるのか?
轟音デイストーションまみれのボブディランの風に吹かれて≠フカバーのせいか? 
いきなり轟音ヘイヘイマイマイでオープニングする、ニールヤングの狂気のせいか?
湾岸戦争の油田破壊で、油まみれになって飛べなくなった、あの白鳥の映像のせいか?
とにかく俺にとってアルバム 『ウェルド』 は、特別なものだ  鬼火のようなニールが、いつもそこにいる
気をひきしめたくなった時、俺は 『ウェルド』 を聴く
しかし残念なことに、オフィシャルのアルバム 『ウェルド』 は、3つのショウを、つぎはぎにしたものだ
『ウェルド』のひとつのショウを、コンプリートでフル、に聴くには、やはりブートレッグに頼るしかない
俺の部屋の特別な位置に、その2種類のブートは、いつも鎮座している
ひとつはオーディエンス会場録音もので、1991年2月13日カナダオンタリオのブート
タイトルは、ストップアンドスモールザホース≠ナ、2CDR
もうひとつは完璧なステレオラインのフルショウ、1991年2月16日ニューヨークバッファローのブート
タイトルは、バッファローキャンペイナー≠ナ、こちらはプレスの2CD
もうすぐ発売されるアルバムヒッチハイカー≠ノ収められてる老兵=iキャンペイナー)の、
轟音ディストーションクレイジーホースバージョンが、唯一バッファローキャンペイナー≠ノ収録されている
必須だ
ともに、俺の精神収容には、必須な2タイトルだ  
足を向けて寝るなんて、考えられない