ジョンがエルトンにオファーを出したら、ジョンを相手にポール役を
やってみたかったエルトンは快諾。ライヴでは「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」
までプレイした。「真夜中を突っ走れ」は1位になったし。

ハリー・ニルソンも同様。ジョンを相手にポール役をやりたかったんだ
結局、『心の壁 愛の橋』は1位になった。トップ10シングル2曲も出して。
だから『心の壁 愛の橋』はビートリーなアルバムだよ。

しかし、『心の壁 愛の橋』が出た1974年、ポール(&ウイングス)のほうは『バンド・オン・ザ・ラン』を
出すのさ。こちらはジョンの上を行く大ヒットでグラミー賞だよ。
負けじとジョンは、初期のビートルズを意識して『ロックンロール』を
作ったら、『ルーツ』の件で揉めるわ、スペクターは狂ってしまうw
「俺こそがザ・ビートルズなのに」って悔しいジョン。

1975年、それを尻目にウイングスは『ヴィーナス&マース』を出したら、
また1位だよ。 シングルの「あの娘におせっかい」も1位さ。

1976年、悔しくて眠れないジョンは、ソロ集大成の『シェイブド・フィッシュ』でウイングス
に対抗しようとしたら、ウイングスは『バンド・オン・ザ・ラン』と『ヴィーナス&マース』
という 2枚の大ヒット・アルバムを引っ提げて大規模なツアーだよ。

しかもツアー中に『スピード・オブ・サウンド』が出て、これも1位だ。
シングル「心のラヴソング」も1位 「幸せのノック」も3位。

打ちひしがれたジョンは、ヨーコとウイングスのNYマジソン・スクエア・ガーデンの
ステージを観に行ったら、ステージでは笑顔で「レディ・マドンナ」や
「夢の人」を歌うポールがいた。とどめは「イエスタデイ」への大歓声。
おまけにジョンは、楽屋にも入れてもらえなかったんだよ。

そりゃあ引退するよ。ハウス・ハズバンドとしてなら負けないって。
ポールは、ハウス・ハズバンドをやることに興味ないもん。
ロックンローラーだし。