Paul MCCartney Out There Tour Tokyo Dome Japan full concert

https://www.youtube.com/watch?v=piDcxxQYPaU

 プロ・ショットでの昨年末日本公演。ここでのTIME38:10以降に
「ロング・アンド・ワインディング・ロード」を歌ってる。声に伸びがなくな
り、切れてしまう。音程の調整も自在ではなく、苦労してなんとか持たせて
いる。2番「The wild and windy night」の箇所も苦しい。「that the
rain washed away」もかつてはあった繊細さがない。

 全体的に塞がる喉をこじ開けて声を出している。だから籠った感じになる。
最も悲惨なのが最終verseでの「but still they lead me back to the long
…」の箇所。レコードとフレーズ変えようとしてるのはいいが、
「to the long」の箇所TIME40:55。高音が相当苦しくて精いっぱい力んで
いるのが克明に分かる。「精いっぱいやってこれ」を聴かれていることを
ポールも自覚してるに違いない。恥ずかしいだろうな。お気の毒な限り。

 あのかつての七色の声のvocalistがこうなったという老いの見本として
だけは多大な価値がある。そういう動画。
 ちなみに以前会場からの携帯で記録されUPされた動画の声とたいした違い
はない。今の携帯の機能の良さを証明する事実でもある。