ビートルズとはジョンレノンの事である
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
ジョンがビートルズを結成し
ジョンがプリーズプリーズミーでブレイクさせ
ジョンが脱退してビートルズは解散した
ビートルズの主役はジョンであってポールやジョージは脇役なのである
僕がハウス・ハズバンドに専念した理由だけれど、
ショーンが生まれたからではないんだよ。そんなのは口実さ。
とてもじゃないけれど、ウイングスにはかなわないと思ったんだ。
だから一種の逃避だったんだよ。子育てにライヴァルなんていないしね。
ビートルズ解散後もウイングスが大成功している。まるでビートルズ
がウイングスの前身であったかのような話さ。そうなると僕のロックンロール
への貢献まで消えてしまいそうに感じたんだ。曲作りについては、あることないこと
デマカセも含めて話したよ。未だにレノン・マッカートニーの曲の本当の作者は誰か
なんて訊かれるんだからさ。どっちだっていいじゃないか(笑)。ついサーヴィス
過剰になって嘘を言っちゃうね。意外なものが多いほど、人は喜ぶんだ。
月刊Solanum lycopersicum誌
1980年5月のジョン・レノン・インタビューより ザ・レッド(赤盤)もザ・ブルー(青盤)も売れたね。『ロックンロール・ミュージック』
やハリウッド・ボウルのライヴだってね。「ガット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・
マイ・ライフ」がシングル・カットされてトップ10に入ったんだ。信じられるかい。
だけど、あのヒット曲をステージで演奏するのはウイングスなんだ。皆はそれがまるで
ウイングスの新曲であるかのように受け止めているんだ。確かに好い気分じゃないさ。
矛盾しているね。ウイングスが売れているからこそ、ビートルズの編集盤が売れている
っていうのに。
月刊Solanum lycopersicum誌
1980年5月のジョン・レノン・インタビューより 今じゃ「イマジン」や「ラヴ」はビートルズの曲、つまりレノン・マッカー
トニーの曲だって思われているんだよ。たまにラジオで流れるけれどね。
そして、「真夜中を突っ走れ」はエルトン・ジョンのカタログって認識だよ。
「コールド・ターキー」や「インスタント・カーマ」なんて、レコードがあった
ことすら忘れられている。
そろそろ活動を始めないと、誰もが僕のことを忘れてしまうだろう。不思議な
ものだ。最初はそれを求めていた筈なのに、誰も振り向いてくれないとなるとたまらなく
寂しい。ポールとウイングスは、ストーンズの連中は、最早僕をライヴァルだとも思って
いないんだろうか。
僕は・・・、僕はきっとポールやストーンズを振り向かせるために、「あの曲は、僕が書いたんだ」
とか「この曲は僕の曲の盗作だ」なんてことを喚き続けているに違いない。きっと狂ってるんだ。
嗚呼、どうしたらいい?僕は全裸になって、ヨーコに抱きつくしかないのか?
月刊Solanum lycopersicum誌
1980年5月のジョン・レノン・インタビューより ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています